100日後に死ぬワニの炎上が不思議でなんで？と思って今日の日記に書こうと思って、そもそもなんで炎上したか調べとこうと思ってググったら、まだまとめてなかった俺の意見と同じような意見がゴロゴロ出てきた。



まぁ、不思議に思う人もそりゃいっぱいいるよね。


ググって出てきた「ああ思ってたこと既に全部書かれてるわー」と思ったのはカンニング竹山が書いてるコラム（なのかな？）だった。
俺よりちゃんとまとまってるのでそっち読んだ方がわかりやすいと思う。




作者が電通案件を否定してるでしょ。
それでもまだ電通がーとか言ってる人はさておいたとして。


そもそももし本当は電通案件だったとして何が悪いんだろ？

まぁ確かに現在の電通って過労死事件があったりでイメージは悪いよ。
でも、その件を差し置いても変に電通アレルギーある人いない？
商業的にするって悪い？金儲けって駄目？

電通の過労死事件に絡めて叩いてる人は、だったら電通じゃなくて博報堂だったら許せるの？
白クマ広告社（漫画に出てくる架空の広告会社）だったら？


いや、確かに主人公が死んで終わった途端に色んな新展開を発表するのは興覚めで冷めるわーってだけならわかるんだよ！

ドラマの最終回で主人公が死んで終わったのにエンディングの後で「映画化決定！」って出るようなもんでしょ。

でも、それは受け手としてお客として冷めるわーって所までで、騙された！悪だ！っていうのは違うんじゃないかなぁ？




100日後に死ぬワニってそもそもが最終回で死ぬのがわかっていてその要素を一つ付けるだけで普段の生活がこんなに変わって見えるっていうワンアイディアなだけであって、恋愛要素があるからってぶっちゃけ恋愛漫画としては面白くないし、じゃあギャグ漫画として見れるかっていえばそうでもないし、あくまでそのワンアイディアが新しかっただけで。
例えばピンポイントに数話読んだだけでも全話読んだとしても面白さに違いが無いというか、特に山も無い日常生活が「100日後に死ぬ」っていう要素を付け加えるだけで受ける印象が違うってだけのものなんだからかえって山がある方が邪魔になるんじゃないか。


そもそも「100日後に死ぬワニ」の最終回って、死ぬ以外無くて。
100日後に死ぬワニ、どう死ぬ？って大喜利で「死なない」って答えるのはルール違反なんだけど、例えばその『ルールを逸脱する面白さ』ってやつに辿り着く為にはそのルールを無視してもこれはしょうがないと思わせるだけの面白さが必要で。


この最終回が発表された日って全然違う人がパロディで勝手に作った最終回っていうのがネットではいくつか見かけられたんだけど、作者のアイコンと同じアイコンで「日本の偉い人が『ワニは今日からワヌになります』と発表したので『ワヌ』になった主人公は死なない」という糞つまらない偽最終回がネットで広まったんだけど、いや俺も正直騙されてさ。
こんなに注目浴びて結果こんな糞つまらない逃げのルール違反かーって気持ちでRTしたら、本当の最終回じゃなかったっていう赤っ恥をかいたわけだけど。

最終回で死なないならそれを納得させれるくらいの面白さが必要なんだけど、作者はちゃんと真正面に死んで終わらせたのでそれでいいと思う。




で、確かに映画化は「は？」とは思う。
逆にこれを映画化ってどうすんの？って興味がある。
下手にお涙頂戴にすると元々のコンセプトと違うじゃん？
結局コンセプトと違うお涙頂戴路線になるとは思う。
でもその路線にならずにちゃんとコンセプト通りで面白く作れたとしたらすげぇなって思うなぁ。



というただの感想。