録画したテレビの消化。
現在は溜まりに溜まった「ワイドナショー」ゾーンに突入。




で、見てきたんだけどさ。


去年の段階とかなんで2020年はオリンピックがあるね！的な話題があったり。
今となってはこの時の報道を見ると当時はこんなんだったなぁと違いを実感するよね。


新型肺炎の影響で武漢が封鎖されたけど、日本の水際対策はどうなのかとか。

新型コロナが日本に上陸して、ハリウッドスターのトムハンクスが感染したと発表したけど、日本の芸能人でかかった人って出て来ないけど自分ではわかってないだけで実はかかっているって人が何人もいるんじゃないか？なんて話した次の週には、志村けんが感染したって話題で体調回復したら我々は志村さんにたばこをやめさせましょうなんて松本がコメントしてたり。
で、その次の週では志村けんの訃報の話題。
と1週進むごとに新型コロナが広がっていく様子がわかって。

ああこの頃はマラソンが北海道で開催とかまだ言ってるんだな。
ああこの頃は安倍首相はまだオリンピックを完全な形で開催するとか言ってたんだな。
ああこの頃はオリンピックの延期の提案をIOCが合意してくれたみたいなこと言ってたんだな。
とか色々考えさせられるなぁ。





で、せっかく書いたんで実は書かないでいた話。


志村けんが亡くなったんだけど、自分でびっくりしたんだけど、こんだけテレビっ子なくせに志村けんにそれほど思い入れがないってことがわかって驚いた。

そういや志村けんの番組ってあまり見てなかった。

いや、まったく見たことないって訳ではないし、避けてきたわけでも無いんだけどね。


子供の頃は全くチャンネル権を与えてもらえない環境だったんで、自分がみたい番組を全然見せてもらえなかったんだよね。
だから、ウンジャラゲとかだいじょぶだーとか俺当時は本物を見たことなかったんだよ。
友達がやってるのを見て、ああそんなのあるんだ程度。

その時の鬱憤が俺を屈折させて今これだけテレビに固執してるんじゃないかなぁというのが自己診断。


ゴールデンの時間帯っていうのが家族が集まる時間なので一番見たい番組を見せてもらえないんだよね。
そして、当時は志村けんってゴールデンの人だったんだよ。

だから親父が酔ってさっさと寝ちゃって、母親がテレビの前で寝ちゃって、ていうタイミングでギリギリ見れる感じ。
小さい頃でまだ兄貴がいる頃は更に兄貴って壁があるし。


で、いざビデオ録画を駆使して見れるようになった頃は思春期に入ってて、ドリフとか見てんの？ださくない？的なことを言っちゃうような年頃で、ほら音楽好きな人が思春期に拗らせて「ビートルズとかださくない？」とか言っちゃうみたいな感じ？あれのバラエティバージョンの拗らせ方をしてたんだろうと思う。


で、そういうドリフダサい的な拗らせが抜けた後もバカ殿だとかだいじょうぶだぁとかになぜか手が伸びず。

知識として志村けんってあるんだけど、追っかけてきたって思いが無いんだね。



志村けんが死んだことで、みんなあれを見てきたみたいな話をするじゃない？素人なりの視聴者としての追悼の形だよね。
でも、知識としては知っていてもそれを実際には見てきてないんだよね。

そこで改めて「あ、俺テレビっ子だとか言ってるけど志村けんを通ってきてないんだ」ってショックを受けた。



本当はあの時期に書こうと思ったんだけど、あのタイミングでぐちゃぐちゃした感情のままで書いたら変に志村批判とか流行っているものの逆張りマウンティングしてるとかって勘違いされかねない文章になりかねないなぁと思ったので書かなかった。

志村けんが亡くなったのが悲しくないっていうんじゃなくて、あくまで志村けんを通ってなかったという話ね。
で、それにショックを受けたってだけの話。